一般社団法人老人病研究会は、健やかな長寿社会を目指し、健康長寿Gold-QPD事業を実践する。


超高齢社会の課題
『認知症治療に挑戦』

認知症は単なる“ボケ”ではありません。もの忘れから来る暴力、徘徊など周辺症状が問題なのです。現時点では最新医学にも記憶力を取り戻す治療法はありません。鍼と漢方が周辺症状に対し大きな緩和力を発揮します。


鍼と認知症

2009年に開催した認知症国際フォーラム“鍼灸と漢方による認知症の予防と治療”(http://www.cognimp.org/http://www.gochojunet.com)で、天津中医薬大学の韓景献教授は独自の三焦鍼法で周辺症状を顕著に緩和できる事実を紹介して下さいました。増加の一途をたどる認知症が鍼灸で治療できるとすればそれは驚きです。このホットな“鍼灸”を高齢社会で生かし応用してゆきたいものです。その意味から鍼灸の卒後教育を西洋医学的見地から社会に役立たせることを目指しました。

鍼灸は漢方と共に家庭医療のベストチョイス

1990年時点でアメリカ国民の3割が病院での治療とは別に、鍼灸など16種類の補完代替医療の恩恵を受けており、治療院などへの訪問回数はかかりつけ開業医への外来回数を超えています。
1992年、アメリカ国立衛生研究所(NIH)はアメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM)を設置しました。全米125の大学医学部の60%が代替医療の講座を持ち、医学生のなんと80%が代替医療を身に着けたいと答えています。
日本では、2001年より漢方が大学医学部コアカリキュラムに組み込まれ、漢方を勉強する機会ができたため、若い医師ほど漢方医学に違和感を持たずその効能を認める傾向にあります。これに鍼灸医療が加わると日本の高齢者医療体制が本当に充実します。

医学と介護福祉的側面から鍼灸の実践的トレーニング

社団法人老人病研究会は、“認知症の鍼灸治療“を合言葉に、医師と鍼灸師のために教育講座、「認知症Gold-QPD育成講座」を開講しました。その基礎編のブロンズコースでは認知症の最新医学と基礎的中医学鍼灸を学びます。
 次の実践トレーニングのシルバーコースでは、鍼灸技術と介護の接遇について徹底的な実修をして頂きます。第8回から〔Gold-QPDmooc〕が採用され、受講生は事前に自宅でネット授業を受けることが義務付けられ、本番では反転授業と称される実践的授業が行われます。
ブロンズコース受講者には “ブロンズコース修了証”が、そしてシルバーコースでトレーニングを受け総合テストを合格するとGold-QPD鍼灸師の資格が授与されます。この認定証は西洋医学と中医学さらに認知症患者の接遇において十分な素養を持つ資格を証明します。さらにそれぞれの臨床現場で、三焦鍼法を実践し、その報告書をまとめて提出して認められると、Gold-QPD専門鍼灸師資格認定証が授与されることになります。

高齢社会の補完医療リーダーとしての“Gold-QPD鍼灸師”

Gold-QPD鍼灸師は、認知症の緩和ケアリーダーとして大きな活動が期待されます。
近年Gold-QPD鍼灸師の実践する三焦鍼法は、広い意味でのメンタル疾患の治療にも十分な効能を発揮する事実が報告されています。腰痛、肩こり、フレイル転倒、眼精疲労、失禁、ムクミなど高齢者の訴え(老年症候群)改善のため、三焦鍼法は基礎配穴として十分な実績をもっています。
全国に分布する少なくも176名のGold-QPD鍼灸師(2017年)が活躍する時代が現実となっています。大いに自信を持って施術を開始し継続して欲しいと思います。

社団法人老人病研究会
認知症Gold-QPD推進委員会



ページの先頭へ

お問い合わせ | 書籍部 | 著作権等 | 免責条項 | 個人情報保護方針 | サイトマップ

Copyright © 2016 一般社団法人老人病研究会 All rights reserved.