講演タイトル 高血圧!忍びよる魔の手 ~若年者から高齢者まで~
平成23年2月19日(土)の午後、晴れてはいましたが、寒さは厳しい気候でした。それでも熱心な市民の方々が、武蔵小杉駅近くのユニオンビルに続々と集まってきて、開演前には約140名の方々で、会場は一杯となりました。 ---------- プログラム ------------------------------------------------------ 第1部 「高血圧症ー間違っていないか自分の知識ー」 講師 宗像 一雄(日本医科大学武蔵小杉病院 副院長) 第2部 「塩分をコントロールするときのポイント」 講師 輿水 学(日本医科大学武蔵小杉病院 管理栄養士) 総合司会 川並汪一 (社団法人老人病研究会 会長) |
第1部 宗像先生のお話: |
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最後に、「たとえ血圧が高くても、適切な治療により、循環器疾患の余病を発生させることなく、生活をエンジョイしてください」と話されて講演を終わりました。フロアーの6人以上の方々から、多くの質問が寄せられ、宗像先生は一つ一つ丁寧に、わかりやすく答えました。 |
第2部 輿水学先生の話: |
*高血圧の食事療法のポイントを示されました。 ・食塩制限 食塩6g/日未満 ・適正なエネルギー摂取:標準体重×25~30kcal/日 ・バランスのよい食事: 飽和脂肪酸の摂取を控える、野菜の摂取。 *日本人はどれくらいの食塩を摂取しているか?平成20年の国民健康・栄養調査結果で は 食塩摂取量は平均10.9gであり、男性11.9g・女性10.1gでした。 *日本人の食事摂取基準(2010年版)では、女性で1日7.5g未満、男性で9g未満を 目標量としています。 *しょうゆ、ソース、味噌、コンソメ、和風だしなどの食材に、どれくらいの食塩が含まれているかを紹介、更に加工食品や外食の種類別に1食あたりの食塩量を示されました。 *特に食塩量の多い食材を控えることにより、効果的に食塩量を減らすことにつながる。 *加工食品の中には、食塩量でなく、ナトリウム量の表示もある。その際の換算式は次の通りである。ナトリウムmg×2.54÷1000=食塩g *最後に、減塩コントロールのための10のポイントを伝授していただきました(下表)。 |
講演後、フロアーから実践的な質問も出され、答えられていました。 <文責:湧口泰昌> |
開催概要
日時 | 平成23年2月19日(土) 午後1:30~3:30 |
会場 | ユニオンビル 地図はこちらをご覧下さい ◆ユニオンビルアクセス◆ |
参加者 | 約140名 |
料金 | 無料 |
共催 | 社団法人老人病研究会、中原区医師会、ノバルティスファーマ(株 |
後援 |
日本医科大学武蔵小杉病院、川崎市医師会、小杉町一丁目町会、 中原区老人クラブ連合会 |